有機ELディスプレイとフルデジタルアンプを搭載した
新型ウォークマンXシリーズが発表!
独自のデジタルオーディオ技術で原音に近い音楽再生を実現
高音質・高画質技術を結集した“ウォークマン”Xシリーズ登場
去年くらいから、
有機EL搭載のウォークマンが出るという噂が立ち始め、
今年の初めのCES2009の場で、すでにその姿を現していた
ウォークマンXシリーズ。
それがやっと国内で正式に発表。
・CES2009開幕直前に出てきた新型ウォークマンの画像。
・ミニノート・新ウォークマン・ネット対応液晶TV ソニーは新製品目白押し:NIKKEI NET
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<3.0型有機ELディスプレイを搭載した初のウォークマン>
ウォークマンのフラッグシップモデルとしては、
ひさびさというか、
2007年末に登場したワンセグ搭載の
「NW-A910シリーズ」以来の
ハイエンド機となるのがこの
Xシリーズ。
ボディスタイルは、
スタンダードなスクウェアデザインで、
ディスプレイには、
3.0型(240×432)の有機ELを採用。
有機ELの特徴は、
高い輝度とコントラスト、広い視野角と色再現性、
そして速い応答速度と
動画や静止画を映し出すには最高のディスプレイ。
すでにこれだけでも
動画プレーヤーとしての魅力はかなり大きい。
音楽再生は、
MP3、HE-AAC、WMA、リニアPCM、
ATRAC、ATRAC Advanced Lossless、AACに対応。
FMラジオも搭載する。
今回は、SonicStageVからの転送だけでなく
ドラッグ&ドロップに対応して、
ウォークマンとして長らく出来なかった事が
やっと融通が利く形となってきた。
動画再生は、
MPEG-4 AVC/H.264やMPEG-4、そしてWMVにも対応。
AVCはBaseline Profile対応で、
320×240ドット、ビットレート768kbps、フレームレート30fps、
MPEG-4はSimple Profileで、320×240ドット/2.5Mbps/30fps、
WMVは、
VC1 simple profileで、480×270ドット/1,700kbps/30fps、
main profileで、320×240ドット/5,000kbps/30fps
まで再生できる。
ワンセグチューナーを内蔵していて
視聴はもちろん録画にも対応。
ヘッドホンケーブルの一部がアンテナとなっていて、
ワンセグを見るためにアンテナを伸ばす必要がないのは楽。
また、
BDレコーダーで録画した番組を
ウォークマンに転送させて見る事も可能で、
外出時でも高画質な動画をいつでも堪能できる。
操作系は、
最近流行りのタッチパネルで画面を直接触って直感的に操作はもちろん
ハードウェアのボタンも装備していて、
本体を見ずともブラインドタッチで操作できるようになっている。
タッチパネルの操作感は
音楽で、ジャケットスクロールはもちろん
動画は、指でなぞるだけで、再生したい場所を探せたりと
直感的に操作できるし、
タッチパネルで写真の送り戻しをしながら、
ハードボタンで音楽の再生といった具合に、
先進性と従来の使い勝手が組み合わさっていて、
それが同時に利用できるのがハイブリッドオペレーションのツボ。
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<高音質にこだわったフルデジタルアンプ「S-Master」の採用>
まず、
ウォークマンの原点とも言える“音楽を聴く”という概念においては、
最高のクオリティを具現化していて、
今まで、ソニーの高性能な音楽にまつわる機器に採用されてきた
ソニー独自のフルデジタルアンプ技術「S-Master」を搭載。
フルデジタルアンプ「S-Master」というのは、
D/A変換技術を発展させて開発された技術で、
音声信号をデジタルデータ化した後で増幅して、
最後の出力の際にアナログの信号に戻すため、
音の歪みや音質の劣化が極端に少なく原音に忠実な再生できるのが特長。
そして、
今までのウォークマンに採用されていた
ノイズキャンセリング機能にしても、ついにデジタル化。
売価ベースで4万円もする
デジタルノイズキャンセリングヘッドホン「MDR-NC500D」と
ほぼ同等の性能を持っていて、
周囲の騒音を約98.0%までカットを本体で可能にした。
そのノイズキャンセルの効果も
電車やバス、 航空機、室内といった3モードから適時選択可能で
別売の録音ケーブル「WMC-NWR1」を使えば
外部入力の音声までもノイズキャンセルをかけることができる。
おまけに
単純に周囲の音だけを抑えられる「サイレントモード」も備えていて
音楽を聞かなくても
例えば、仕事とか勉強に集中したいときとか
ゆっくり眠りたいといった場合にも活用できるのもツボ。
その他にも従来から音を綺麗に聞くという技術となる
高域補正技術「DSEE」や
左右の音を綺麗に届ける「クリアステレオ」
クリアで力強い重低音を再現する「クリアベース」、
大口径の13.5mmドライバーユニットを持つEXヘッドホンを付属
といった基本性能を下支えする機能も充実。
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<ワイヤレスLANの搭載とYoutube連動>
そして
もう1つ新たに
ワイヤレスLAN(IEEE 802.11b/g)を搭載して
ブラウザ「NetFront Browser for Walkman」を使って
web閲覧も可能に。
動画や音楽のダウンロード、動画ファイルのストリーミング、
Flashには非対応となっているものの、
YouTubeは、専用のストリーミング再生には対応。
これで真剣にweb閲覧という使い方はしないかもしれないけど、
聞いている音楽の曲名やアーティスト名などから
YouTube上にある関連した動画にアクセスして
動画を見たり、
Microsoft Live Searchにつないで関連した情報を見る
といった芸当が出来て、
音楽から連動して、
よりディープな動画や情報を吸収できるのは楽しいかもしれない。
また、ポッドキャストにも対応していて
ワイヤレスLAN経由で、直接ポッドキャストをダウンロードも可能。
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<ソニースタイル限定のアイスブラック>
“ウォークマン Xシリーズ”【32GB】 「NW-X1060」
ブラック/レッド
ソニースタイル販売価格:49,800円(税込)
(ソニーポイント:1,900円相当プレゼント)
“ウォークマン Xシリーズ”【16GB】 「NW-X1050」
ブラック/レッド
ソニースタイル販売価格:39,800円(税込)
(ソニーポイント:1,500円相当プレゼント)
ウォークマンのラインナップは、
フラッシュメモリーが32GBの「NW-X1060」と、
16GBの「NW-X1050」の2種類で、
カラバリはブラックとレッドの2色展開。
そして、
ソニースタイル限定として、
「NW-A919」を彷彿させるアイスブラックを用意。
共通して、
鉱石をイメージした光沢のあるボディで
結晶のように光るリンクル塗装を採用。
側面にはリンクル塗装を施して、
光が当たると結晶のよう輝く鉱石のような質感となっている。
“ウォークマン Xシリーズ”【32GB】 「NW-X1060/アイスブラック」
ソニースタイル販売価格:52,800円(税込)
(ソニーポイント:2,500円相当プレゼント)
そして、
アイスブラックには
アルミフレーム専用のメッキ加工と
ボディの表綿と裏面に蒸着メッキのミラー反射仕上げを施した
ひとつひとつ磨き上げられたという懲りようで、
本体内にも専用の壁紙をプリインストールされる。
その質感を仕上げるための手間隙をかけただけあって、
アイスブラックは、通常モデルよりも3000円高となる。
・こだわりが愛着に変わる手放せない一品「アイスブラック」
また、
ソニースタイルでの購入特典として、
最大20文字までのメッセージ刻印サービスと、
吉田カバン製のモバイルケースを購入する権利が得られる。
アイスブラックに限っては、
さらにおまけとしてクロスが付属する。
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今までたくさんのウォークマンが出てきたけれど、
ここまでハイエンドにふったモデルは初めてじゃないかと。
最近のオーディオプレーヤーはどれも似たりよったりで、
単純に値段が安い方向へ行くか、
もしくは音楽以外の動画やネットワーク機能を付加していくのが
世のトレンドになっていたようだけど、
今回のウォークマンは、
機能の充実といったベクトルを持ちつつも、
しっかりと“音楽を高音質で聴く”という事を
追求したモデルとして出てきたわけで
これこそが真のウォークマンじゃないだろうか?と思えるほどの出来栄え。
CES2009の発表時の内容を見た時も、
自分が注視していたのは、
正直、有機ELディスプレイだったり、ネットワークといった部分で
まさか、フルデジタルアンプ「S-Master」とかデジタルノイズキャンセリング機能なんてものまで搭載してくるとは思っていなくて、
いい意味で裏切られたというか、
もともと買おうと心の準備はしていたけど
内容見たら、記事書くどころじゃなくて
物欲全開で反射的に購入ボタンを押していた。
もちろん手元に届いたら、動画は見たい。
PCからのMP4も、BDレコーダーからのMPEG-4 AVC/H.264も
転送して、高画質な有機ELディスプレイで見てみたい。
だけど、
ここまで音質にこだわられたら、
音楽は、MP3じゃなくて
リニアPCMで転送してこのウォークマンで聴きたい。
今までは、
いかにたくさんの楽曲を詰め込んで持ち運べるか?
にばかり気持ちが行ってたけど、
今度ばかりは、転送できる曲数は減ってもかまわないから
高音質な音楽のままウォークマンに入れておきたい。
だから今のうちに、
手持ちのお気に入りのCDを
もう一回、今度はリニアPCMでSonic Stageにリッピングし直す予定。
もうひさびさにテンションが上がっていて
手元に届くのがものすごく楽しみだ。
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