去年、Androidを搭載したウォークマンとして登場した
“ウォークマン”Zシリーズに続く
新たなモデルとして出てきたのが、
“ウォークマン”Fシリーズ「NW-F800シリーズ」。
そして、その
“ウォークマン”Fシリーズに、今回も「ガンメタリックシルバー」という
ソニーストア限定カラーが用意されていて、
背面のアルミボディはいいとして、本体正面下にある
このマスクメロンみたいなテクスチャーってどうなんだろう?
と、個人的なセンスとのズレを感じて悩みに悩みまくったけど、
金属質的なクオリティに惹かれて、このガンメタリックシルバーを買ってみた。
“ウォークマン”Fシリーズのパッケージは、一般カラーと共通、
でも、本体以外の付属品は、いつものウォークマンの付属品と一緒で、
ノイズキャンセリング専用のイヤホン、予備の大小イヤーピース、
WM-Port⇔USBケーブル、そして、取説など紙類。
Fシリーズは、Android搭載端末だけれど
接続端子はウォークマン専用となるWM-Port。
本体上部にある電源ボタンを押すと
画面にウォークマンロゴが現れて起動、
最初はAndroid特有の初期セットアップウィザードをすすめた後に
利用できるようになる。
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●ほどよいサイズ感のウォークマンFシリーズ
<左から、Xperia GX、NX、P、U、ウォークマンFシリーズ、iPhone4S>
まずは、サイズ感からみていこう。
スマートフォンでざっくりイメージするところのサイズは、
Xperia UもしくはiPhone4Sとほぼ同じくらい。
「外形寸法」
Fシリーズ : 約 56.8 × 約 114.6 × 約 8.9 mm
質量100g
iPhone4S : 約58.6 × 約115.2 × 約9.3
質量140g
iPhone4Sと比べると
縦の長さがほぼ同じで、横幅がFシリーズのほうがよりタイトで、
iPhone4S用のケース(例えばbuzzhousedesign製ケース)に入れてみると
横幅が若干余剰気味になるのがわかる。
同じAndroidを搭載したウォークマンで
“ウォークマン”Zシリーズと、
“ウォークマン”Fシリーズを比較してみる。
「外形寸法」
Fシリーズ : 約 56.8 × 約 114.6 × 約 8.9 mm
質量100g
Zシリーズ : 約70.5 × 約134.2 × 約11.1 (最薄部:9.6mm)
質量156g
ディスプレイサイズは、Fシリーズが
3.5型(480×800ドット)で、
Zシリーズの
4.3型(480×800ドット)から小型化しているものの
解像度自体はそのままなので、見える範囲は同じままで
小型化して持ち運びやすくなったのがFシリーズ。
逆に、Zシリーズの大きい画面の場合は、
特に動画を見る時には迫力があるとか、
車載用として使った場合でも、画面の広さからくるオペレーションの楽さ
というメリットもある。
スペックとしては同等で、CPUにはNVIDIA Tegra2 1GHz Dual-coreを採用、
メインメモリーは、512MB。
ZシリーズのOSは、
Android 2.3.4(発売時)、
Bluetooth Ver 2.1+EDR(A2DP/AVRCP/OPP)から、
Fシリーズでは、
Android OSは、4.0.4(発売時)、
Bluetooth Ver3.0(A2DP/AVRCP/OPP/
HID)
ハードウェア的には、HDMI出力が省かれている。
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●ソニーストア限定カラーとなる「ガンメタリックシルバー」
ソニーストア限定カラーとなる「ガンメタリックシルバー」の“ウォークマン”Fシリーズは、
本体全体がアルミニウムで覆われていて
深みのあるガンメタリックというカラーとツヤ感のある光沢感、
そして、その手にした時の金属の質感を、
目で見て、そして触った手触りで感じられる。
そして正面ディスプレイの下側に
建築の世界にヒントを得たとされる
アルゴリズミックなテクスチャーが施されている。
インターフェースの配置は、
本体上部に、電源ボタン、
右側面に、ボリュームの+-ボタン、ウォークマンボタン、
本体下部に、WM-Portとヘッドホン出力、ストラップホール。
“ウォークマン”Zシリーズでは、
アルミダイキャスト製のフレームボディで覆われた本体に
その内部にパーツが固定されているという構造で、
金属のボディで覆われている範囲を大きいために
電波を通しにくい性質が災いしてか
Bluetoothを利用した際によく音飛びがするというケースが発生していた。
今回の、
“ウォークマン”Fシリーズでは、
アルミボディで全体を覆いつつも
本体の上部に、アンテナを配置、
その部分に別素材を採用して
電波の通信性を配慮した作りになっているので
格段に音飛びの可能性は抑えられている。
ボディ全体の、うっすらとヘアラインが見えつつ
ツヤのある金属感は非常にクオリティも高くて、
それでいて、触っていても指紋がベタベタと目立つという事もなく
汚れが拭き取りやすくなっていてメンテナンスも容易で
かなりいい雰囲気を醸しだしている。
で、問題は、正面したのテクスチャー。
最初これ見たとき、冗談抜きで
背面のアルミニウムと同じ処理をしてくれただけで十分なのに
どうしてこんな余計なデザインにしたのだろう?と思ったのは事実。
正直、マスクメロンの模様にしか見えなくて
これのせいで通常カラーにしようか
もしくは何かのプレートで覆い隠そうかと思ったほど。
けれど気の持ちようでどうとでもなるもので、
これって何か見た事あるなーと思ってたら
劇場版 機動戦士ガンダム00に出てくる
地球外変異性金属体「ELS」(ぶっちゃけ敵キャラw)ってのが登場するのだけど
なんとまぁ、それにそっくりじゃないか!!!
金属という特徴と、まさに木の根が絡んだようにも見えるデザインは
もしかしたらコレとのコラボだったんじゃ!?
という勝手な脳内解釈で、すっかり180度方向転換して、
まぁ愛情が芽生える芽生える!!
ということで、ELSウォークマンはものすごくお気に入りになってしまったw
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<“ウォークマン”ドックコンポ「CMT-V70B」ダークシルバーとの組み合わせ>
“ウォークマン”Zシリーズが出てきた時も
ウォークマンという音楽を聴くガジェットにAndroidを搭載する必要があるのか?
むしろそれで、フリーズしたり音飛びしたりだと
余計ストレスが貯まるだけなんだけけれどと思いながらも
音楽を聴いて楽しむ方向にプラスして、
自由度の高いオペレーションだとか、タッチ操作感とか含めての
楽しさの広がりはなんとなく理解できる。
そして、
“ウォークマン”Fシリーズでは、
本体形状の改良や、
Android 4.0、Bluetooth ver3.0、アプリケーションの進化などあわせて
引っ掛かり感やBluetoothの音途切れも解消されて
随分と良くなっているように感じられるし、
これからアプリ含めて突っ込みつつも、ヘビーに負荷をかけて使っていってみよう。
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