・Windows 8を快適に使えるタブレットスタイルの「VAIO Tap 11」(前編)
の続き。
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●Windows PCとしてしっかりテキスト入力できるワイヤレスキーボード
それから、単なるタブレットとしてではなく
ワイヤレスのキーボードが付属する。
本体とピッタリと合わせた大きさで、
マグネットを内蔵しているので、近づけるだけでピタっと綺麗に合わさるようになっている。
キーボード自体は非常に薄くて、
本体とキーボードを重ねた状態でも14.15mmという薄さを維持していて
全てを合わせても重量は1.15kgになる。
キーボードは、ワイヤレス(2.4GHz帯)接続で
出荷時ですでに登録してあるので、他のPCに流用はできない。
キーボード自体にバッテリーが内蔵されていて
本体に装着されているときに、本体から充電されるようになっている。
約3時間の充電で約2週間使用できるくらいの余力があるので
キーボードのほうが先にバッテリー切れになることはまずないはず。
キーボードを本体にくっつけるとスリープ、
キーボードを本体からはなすと復帰と連動してるので
この一連の動作で使えてしまうのは便利。
ちなみに、万が一キーボードを本体と逆さまにくっつけようとしても
埋め込まれているマグネットが反発するようになっていて
決してあわさってくっつかないので、単純な付け間違えはおきない配慮もされている。
キーボード自体は、いわゆる一つ一つのキートップが独立している
アイソレーションキーボードで、
キーピッチは19×18.5mm、キーストロークは約1.1ミリ。
さすがにキーストロークは浅いものの
ある程度の打鍵感はあるので、沈まないキーボードよりははるかにマシに使える。
タッチパッドもわりと広い面積(91.3×38.5mm)で、
左右のクリックボタンもある。
Duo 11はポインタだったり、Duo13でもタッチパッドの領域は狭いので
そういう意味では通常ノートPC的に扱えるのはいい。
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●十分な性能を発揮する超低電圧版Coreプロセッサー
「VAIOTap 11」 SVT1121A1J
ソニーストア販売価格:
109,800円(税込)~
プロセッサーは、
Intel製の第4世代Coreプロセッサー「Haswell」で、
YシリーズもしくはPentiumを採用。
「Core i7-4610Y(1.70GHz)」、「Core i5-4210Y(1.50GHz)」、
「Core i3-4020Y(1.50GHz)」、「Pentium 3560Y(1.20GHz)」
の4種類からチョイスできる。
GPUは、Core i Yシリーズが「インテルHDグラフィックス4200」、
Pentium が「インテルHDグラフィックス」となる。
メモリーは、オンボード仕様で
4GB、もしくは2GBからのチョイス。
ストレージは、「SSD 約512GB」、「SSD 約256GB」、 「SSD 約128GB」
から選択が可能。
カラーバリエーションは、
ブラックとホワイトの2色展開で、
ホワイトは、ソニーストアだけの限定カラーとなる。
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一番気になるのは、
Coreプロセッサーの超低電圧版とされるYシリーズが
どれほどまでのパフォーマンスを持っているのかという事。
最近Windows8タブレットに多く採用されるAtom Z搭載モデルよりも
間違いなく高いパフォーマンスだろけれども
どれほどまでなのか、以下の一モデルでわかるだけ計測してみた。
<スペック>
CPU:Core i5-4210Y(1.50GHz)
メモリー:4GB
グラフィック : Intel HD Graphics 4200
ストレージ : SSD 約128GB
Windows 8にあるベンチマークの「Windows エクスペリエンス インデックス」。
大雑把ながらもだいたいの性能の評価がみてとれる。
プロセッサーの評価で、
Core i5-4210Y(1.50GHz)が6.1。
VAIO Proに搭載されるCPUで、
Core i7-4500U(1.80GHz)が7.1、
Core i5-4200U(1.80GHz)で6.9、
これくらいなのでかなり良好なパフォーマンスじゃないかと思える。
グラフィック性能も、5.5、6.2と
ある程度のゲームなら十分にできる評価かと。
CrystalMark 2004R3では、
トータルスコア「133659」。
参考までに、VAIO Pro 13/11では、
スペックによるけれど、「170000~200000」をマークするので
7割程度のスコアとも考えられる。
SSDだけのパフォーマンスも
CrystalDiskMark 3.0.2でチェック。
同じVAIO Pro 11に採用されている
「SSD(Serial ATA 6 Gb/s)」と比較すると、
シーケンシャルの書き込みスピードが半分くらいになっているけど
シーケンシャルの読み込みスピードでは500MB/sとかなり高速。
ランダムも速い。
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ゲームベンチもFINAL FANTASY XIを
1度だけ計測。
低解像度モードで、スコアは6850、
高解像度モードで、スコアは4011
だった。
いやこれ、タブレットのスタイルで十分にFFXIできる。
「鑑これ」、これは実際にやってみたけど、
それはそれはいたって快適に動く。
全画面にしてやってもいいし、11.6インチくらいの画面があると、
左右に分割して、攻略サイト見ながらでもツイートしながらでも
余裕で鑑これができる。
もちろん縦持ちにして、上下画面にして使うって事もできるから
電車で立ちながらという場合にも重宝する。
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「VAIOTap 11」は、
見た目には、
Xperia Tablet Zなのに、
薄さが9.9mmだとか質量が約780gというボディで
この中にはWindows8がはいっていて、そのままWindowsが快適に動作する。
それに、付属のキーボードも、
きちんと打鍵感のある物理キートップで、それがワイヤレスのまま使えるし
使わないときはピタっとマグネットでくっつけられる。
それから、強烈にツボなのは
やっぱり「VAIO Duo 13/11」と同じデジタイザーペンを付属して
そのまま手書きで文字や絵が描けてしまうという事で、
持ちだして普通PCとしても使えるし
思いついたらペンで書き込むとかそのまま紙のノートのごとく使えてしまう。
この薄い板のタブレットスタイルだからこそ
狭いテーブルでも難なく使えるし
手に持って立ったままでも寝っ転がっても使えて、
それが、Android OSじゃなくて
Core i Yシリーズの超低電圧版CPUで、Windows 8が快適に動いてくれるのだから
まず今までWindowsのノートPCでやってきたことで出来ないという事がない。
それに、Android端末だと出来ないと悩んでいたブラウザゲーム(いや、鑑これの事だけど)が
当たり前に出来るわけで、そう考えると今まで以上に利用シーンが思い浮かんできて、
手元に来たら、いろんなシチュエーションで使いまくってみたい。
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