昨年、
ノートPCとしても使えつつ、タブレットとしても使える「VAIO Fit Aシリーズ」は、
VAIO Fit 15A/14A/13Aの3種類のディスプレイサイズで登場して、
参考出品としてお目見えしていたけれど、
今回の
VAIO 2014年春モデルとして新たに投入されたのが11.6型の
「VAIO Fit 11A」。
そのギミックとスタイルをおさらいしつつ
11.6型サイズになった利点を探ってみる。
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●モバイルできるコンパクトでも、ノートPCとしての充実のインターフェース
いつもは普通のノートPCとして使う
「キーボードモード」、
この今までと変わらない安定した使い方ができるというのがとても重要。
この
「VAIO Fit 11A」の場合、
まず重量が約1.28kgで、
ボディの厚みが最薄部で16.5から最厚部で19mmとコンパクトにまとまっていて
バッテリー駆動時間も8時間と持ちだしても十分に使えるスタミナ性能もある。
それから、このクラムシェル型ならではの安定したキーボードとタッチパッド。
キーピッチは16.95mm、キーストロークは1.35mmと
ちゃんと打鍵感もあるしっかりしたタイピングができるから
思った文章もさくさくと入力できる当たり前さがあるし、
しかもバックライトもついてるので暗がりでもしっかりキートップが見える。
タッチパッド裏にNFC、
右側面に、SDカードスロット、USB3.0が2つ(うち1つは給電可能)、
HDMI出力を持つ。
こういった充実したインターフェースは、
「VAIOTap 11」にはない部分で安心感があるのもウリの一つ。
ちなみにNFCは、
今までは、スピーカーやヘッドホンからの音楽、スマホで見ているURLの転送くらいだったものから、
ようやく
NFCを搭載したカメラからも写真転送やコントロールが可能になる。
天板は、アルミニウムにヘアライン加工を施して
ダイヤモンドカットのVAIOロゴ。
3つのモードに切り替えるために
中央にシンプルな一本のラインが引かれるデザイン。
シルバーが通常モデル扱いで、
ブラックとピンクがソニーストア限定カラーとなる。
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●変形させて、ビュースタイルでもタブレットとして使い分けできる使い方。
ここで、ディスプレイ下にあるロックをスライドしてはずすと
液晶ディスプレイが手前から持ち上がってそのままくるっと反転すると
画面が反対側を向く。
これが
「ビューモード」で、
例えば動画や写真を見るときには、画面手前になにもないので
そのぶん近くで画面を見ることもできるし、タッチ操作もしやすい使い方。
ディスプレイは、フルHD(1920x1080)のIPSパネルを搭載。
コントラストとタッチ精度を高めた「オプティコントラストパネル」に、
幅広い色再現領域を持つ「トリルミナスディスプレイ for mobile」
といったソニーの高画質技術を採用して、
より綺麗にリアリティー豊かに映像を再現させる。
「ビューモード」の状態から、
そのままディスプレイをパタンと閉じると
キーボードが隠れたディスプレイだけの
「タブレットモード」になる。
本体はすこし丸みをおびた形状で
底面は樹脂素材を採用して滑りくく、
ネジ類は滑り止めの下側に見えないようにして
持ち上げた時にも余計なもののない綺麗に見えるようにと
タブレットで持ち運ぶ事を想定してもデザインされている。
置いたままタッチで操作してもいいし、
11.6型の
「VAIO Fit 11A」のサイズと重量になると
持ったままでも操作も十分にできる。
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●タブレットの自由さと、手書きで描ける自由さ。
このタブレットスタイルは、
今までのWindows PCにはない使い方ができる。
指でのタッチ操作でWindows8のアプリを
シンプルかつ快適に操れるのは当然として、
デジタイザースタイラスで、文字を自由に書いたり、絵を描いたりができる。
実際に使うとわかるのだけど、
これ、ただペンが使えるというだけではなくて、
見たところにペンをおいて思った通りに書ける
まっすぐに線をひける、鉛筆と紙に近いペン先の摩擦のある心地良い書き心地がある、
といった、ペンタブレットとしてとても優秀なのが実はあまり知られてないのがもったいない。
そのペンやカメラ機能も含めた便利アプリが「VAIO Inspiration Suite」。
例えば、
カメラで書類とかを撮影して、ナナメになっていても台形補正して
明るさやコントラストも修正して画像として取り込んでくれる「VAIO Scan」使って
紙に書いてあるイラストをとり込んで、
抜き加工アプリ「VAIO Clip」をつかって繰り抜きたい絵を繰り抜いて、
そして、「VAIO Paper」で、その画像を貼り付けたり
手書きでメモを書き込んだりして、
まるでノートとペンをつかってるように扱える。
こういったアナログ的な要素を
カンタンにVAIOの中に取り込めるのはかなり便利だし
使っていても直感的でとても楽しい。
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●VAIO Fit 11Aのスペック
(画像は、VAIO Fit 13Aのものです。)
「VAIO Fit 11A」 SVF11N1A1J
ソニーストア販売価格:
102,800円(税込)~
プロセッサーは、Intel製の第4世代Coreプロセッサーを搭載。
近年のタブレットに搭載される
Atomプロセッサーと、eMMCのSSDの組み合わせは
薄型軽量という方向に向いてはいるけれど、
パフォーマンスの上では、
Celeron+SATA SSDとの組み合わせともなると
それよりもパフォーマンスもデータ転送もまるでそのスピードが変わってくるし、
メモリー容量もストレージ容量も大きい物が選べる、
対応インターフェースも充実しているというメリットがしっかりとある。
プロセッサーは、「Pentium N3520(2.16GHz)」、「Celeron N2920(1.86GHz)」
メモリーは、最大8GBまで搭載可能。
ストレージは、SATAのSSDで、128GB、もしくは256GB)をチョイスできる。
そして、
VAIO 2014年春モデルからは、
「Adobe Photoshop Elements 12」をプリインストールしていて、
写真編集が便利なだけではなくて、
その編集作業をするさいに、デジタイザーペンで細かい作業が出来るほか、
ソフトがアップデートによって筆圧感知にも対応するようになるので
強く書いたり弱くしたりとペンで細かいニュアンスで文字や絵を描けたりと
本格的なペンスタイラスでの手書き操作ができるようになる。
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この可変ギミックのおかげで、
ディスプレイの角度も向きも180度自在に調整したり、タブレットのスタイルにしたりと、
思いついたらカンタンにディスプレイの向きを変えられる自由さのあるVAIO Fit Aシリーズは、
この11.6型というコンパクトさになると
さらにその使いやすさがにじみ出てくる。
VAIO Pro 11のような超軽量ボディにはかなわないけれど、
普通にノートPC風に折りたたんで使ってもいいし、
タブレットとしても使える自由さがある。
それから、ただ単にタップできるタブレットと違って、
デジタイザーペンを使ってペンで文字や絵が描ける。
それも高い精度で、心地よく。
これは一旦使い出すと本当に快適で、
カメラでまんま現場にある画像を撮影したり
もしくは、会議とか授業を録音アプリで録音しながら
補足したい言葉や、思いついたイメージを
紙のノートにペンで描くように記録を残せる。
いままでのテキスト文字だけど必死に入力していた時とは違う
アイデアの残し方が出来て、これは本当に楽しい。
持ち運べるモバイルノートの安心感と、
このペンタブレットの楽しさが一つになったのが
11.6型の
「VAIO Fit 11A」
・スタンダードなノートPCの安心感とタブレットの楽しさのあるVAIO Fit Aシリーズ!
・今までのPCとは違った新鮮な使い方を紹介、「Life with VAIO | あたらしいことを、カタチに。」
・VAIOとペンで、プロの人がイラストを描くとものすごいことに!
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