(その2)の続き。
VAIO typeF TVって名前なんだから、
そりゃ
テレビが見れる能力を試してあげなきゃいけないよね。
一応、中身の話をすると、
小型のテレビチューナーに加えて、
今までの半分の大きさになった
「MPEGエンコーダーボード」を搭載。
「MPEGエンコーダーボード」には、
映像のノイズを抑えてくれる
「デジタルノイズリダクション」
色にじみを低減する
「3次元Y/C分離回路」
映像ブレとかゆがみを修正してくれる
「タイムベースコレクター」
が使われてて、
テレビの画像だけじゃなくって、映像入力の画像も高画質化してくれる。
さらには、ソフトウェアベースの
「Motion Reality LE」も採用されてるので、
PC画質にありがちなギザギザ感を減らしてなめらかな映像にしてくれる。
スペック上ではテレビ機能にはさすがに手を抜いてない。
実際のトコがどーなのかは、使ってみないとわかんないので
自分が触って見た感想を。。。
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まずは、使い勝手がかなり良さそうな
【インスタントモード】から試してみた。
PCの電源が完全に切れてる時に、
やりたい事の
ボタン(TV、VIDEO、CD/DVD)を押す。
そうすると、
【インスタントモード】が起動して、
数秒で立ち上がる。
Windowsを立ち上げるよりははるかに早いから、
特にPCとして使う事がなければこりゃ便利。
(ただし、PCが休止状態の場合だとインスタントモードは起動しない。)
【CDを聞く、DVDを見る】

CDを聞くって事があるかというと、
あんまりなさそーだけど、まぁCDも聞けるって事で。


DVDを見るのには便利。
ポータブルDVDと言うにはちょっとデカイけど、
シンプルに起動して、15.4型っていう大きい画面で見れるのは楽しい。
リモコンがなくても、直接ボタンを押して早送りなんて事もできるしね。
【テレビを見る、録画する】

テレビもすぐに見られるのは当たり前か。。
サクサクとテレビチャンネルを選んで見られるのはイイ。
んだけど、あれ?
外部入力が選べない。。。
インスタントモードだと外部入力が映し出せないみたいだorz
アナログ地上波だけだとモノ足りないよ今時。。

インスタントモードとはいえ、
画質の設定やワイド切り替えなどソコソコ細かい設定もできる。
画面は、
「クリアブラック液晶」(ピュアカラー)」と呼ばれる新しい液晶になってる事?も手伝って凄くハッキリとしたコントラスト、
PCディスプレイとは思えないほどの色表現。
良く言えば「色鮮やか」だけど、悪くいえば「キツい色」。
こりゃやりすぎだろ!?
ってのが正直な感想。

デフォルトのまんまだと、どーにでもツラいので
設定を好みで調節してやる必要がある。
好みもあるだろーけど、彩度は落とし気味にしたほうがまだ少しは自然な色になる。
録画したいと思った時は、
「TV REC」ボタンを押せばすぐに録画開始。


「TV REC」ボタンが赤く光って、画面右上にも「録画中」の文字が出る。
設定で、録画先をHDDかDVDかも選べる。
HDDの場合はDドライブの特定のフォルダに記録される。
【録画した番組を見る】


HDDに録画した番組を見れるようになった。
サムネイル画像がズラーっと並んでるので、見たい番組を選んでやれば、
さながらHDDレコーダーのようにすぐに再生できる。
もちろんいらなくなった番組を簡単に削除できる。
ただ、残念なのはWindows起動中に
「Do VAIO」で録画した番組は、
別フォルダに格納されていて、
インスタントモードのビデオから再生できない事。
せっかくなんだから「Do VAIO」で録画した番組も
見れるようにしといて欲しかった・・・


ちなみに、というか
インスタントモードで録画されたフォルダが
どこにあるか気になったので探してみたら、
Dドライブに
「Instant_Mode_Video」っていう名前のフォルダで
隠しフォルダになっていた。
その中身を見れば普通にMPEG2の塊を発見。
インスタントモードで録画した動画は、
後からWindowsを起動してからいじる事はできそーだ。
総じてインスタントモードはラクで便利ではあるけれど、
かゆいトコまで手が届いてないのが惜しい。。
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せっかく外部入力があるんだから、
スカパーくらい入力して録画してみたい。

「S端子ケーブル(YC-20V)」 「音声ケーブル(RK-G129)」
接続ケーブルは付属してないので自前で揃える。

S端子でつなぐ場合はこの2本をつなぐのでイイはず。
(普通は、AVケーブル(VMC-20FR)が一本でOK。)
「Do VAIO」を起動して
「外部入力」でスカパーを映し出せる。(当然だけど。)

スカパーの番組を、
テレビとVAIOに同時に映し出すとわかるんだけど、
やっぱりVAIOは内部で処理してるせいか、
テレビの映像と音声と比べて若干のタイムラグはある。。
キッチリ計ったわけじゃないけど、感覚的に0.3秒くらいのズレ。
両方大きい音を出すと少し気持ち悪い。。
仕方がないといえば仕方ないけど、
驚いたのは画質の良さ!
「外部入力」から入れたスカパーの画像が予想外にキレイ!
テレビチューナーよりもクッキリハッキリと感じる。
「MPEGエンコーダーボード」と
「Motion Reality LE」のおかげだろう。
ノートPCでこれだけキレイに映し出せれば満足。
全画面に映し出してみると・・・

【左: 標準(4:3)画像 右: ズームした画像】
オリジナル画像よりも拡大した全画面の画像も、
さらに拡大になるズーム画像にしても全く違和感ない。
結構、今までのVAIOノートで全画面にすると、ノッペリした画像になって
見る気がしなかったんだけど、
VAIO typeF TVはノープロブレム。
オマケと思って期待してなかったけど、
テレビ機能、マジで使える!
(その4)は使い方によってカスタマイズを考えて見る予定。
【HP】
【VAIO】
【ソニーが基本的に好きlivedoor版】