・今さらでも魅力なWindows XP搭載のVAIO typeSプレミアムバージョン
・VAIO typeS<XPモデル>に、7200回転HDDを載せる。
・VAIO typeS<XPモデル>に、無駄にメモリー4GBを載せる。
の続き。
今まで、
VAIO typeSのメモリとHDDは、
さんざん変えて来たけど
今回はCPUも換装してみる。
【CAUTION!注意!】
本体を分解、改造した場合、
ソニースタイルの保証はおろか、メーカー保証も一切なくなります。
あくまでも個人的な一環で楽しんでいるものであり
この記事を読んで同様の事をして、
万が一生じた損害は全て自己責任となり、
当方やメーカーは一切その責を負いません。
その事を承知いただいた場合のみ以下をどうぞ。
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<前準備>
まずは先に準備するもの。
それは当然CPU。
そもそも
VAIO typeS<XPモデル>のVGN-SZ94PSは、
チップセットが
「インテルGM965 Express」なので、
VGN-SZ95Sと同様に
45nmプロセスを採用した新世代CPUの
Core 2 Duo T9500、T9300、T8300、T8100が搭載できるはず。
なのに、
VAIOオーナーメードだと
Core 2 Duo T7000シリーズしかのっけられないから
今回はあえて
Celeronで買っといて
自力で45nmプロセスCPUでも載せてしまおうと。。
で、
選んだのは、
2次キャッシュが6MBになっているCore 2 Duo T9300。
発熱を少し抑える意味でも2.5GHzが良いかな?と。
それと、
ちょっぴり重要なのが、シリコングリス。
いつもはそこまで神経質になってないけど
ノートPCの場合、
冷却機能がデスクトップPCほど大掛かりなものが付けられないので
CPUの熱を排出するために少しでも努力を。。
CPUとヒートシンクの間に塗るシリコングリスに
熱伝導率が6.5W/m・Kと高めの
銀の入ったシルバーグリスを用意しておいた。
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<バラす>
本体を裏返す。
それからバッテリーははずしておく。
この時、
液晶天板に傷が付くとものすごくブルーになるので
やわらかい布を本体の下に敷いておくのが常套手段。
本体底面にある
所定の4つのネジをはずす。
そうすると、
妙にいびつな形をしたカバーが取れる。
以前は、この板状のカバーは樹脂で出来てたようだけど
VGN-SZ94PSのものは金属製。
スリットがたくさんあるのは廃熱のため。
このカバーがはずれると
もういきなりヒートパイプが現れる。
CPUの熱を、
銅製のパイプを伝って、本体背面の穴から廃熱する。
ちょうど出口の部分にファンが配置してあって
CPU温度が上昇すると、
ファンがブルンブルン回り始めて
本体後方に向かって熱を逃がす仕組み。
CPUをおさえてるヒートシンクが2つのネジで固定されてるので
それをはずす。
そうすると、冷却ユニット一式がズボっと抜ける。
ちなみに、
ヒートシンクがシリコングリスでくっついてる場合が多いので
ちょっと力を入れてやらないと剥がれない。
冷却ユニットがなくなると、CPUと対面。
こんなにアッサリたどりついてもいいのか?
というくらいに簡単。
CPUは、マイナスネジ状になった
ロックを180度まわすと解除されて
取り外しが出来るようになる。
それから、
元についてるCPUを取りはずして
新たにCPUをセットする。
この時の注意点は、
CPUの向きとソケットの向き。
ソケットの向かって右端の上部にある▲マークと、
CPUの四角のうち1箇所に▲マークがあるので
それぞれをあわせた方向にハメる。
これを間違って無理にハメようとすると
CPUのピンを折るという悲惨な事になりかねない。
CPUが間違いなくハマってるのを確認したら
ロックを180度逆に回してCPUを固定する。
CPUコアの接地部分にシリコングリスを塗る。
つい欲張ってたくさん塗りたくなる気持ちを抑えつつ
中央にちょろっとだけ出して
それをなるべく薄く延ばす。
後は、今までやってきた手順と逆に
冷却ユニットから順に元にもどしていく。
この時、
ヒートパイプに付着したグリスは綺麗にふき取ってやらないと
意味がないので忘れずに。。
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抜け目なくきっちりと元に戻したら、
改めてバッテリーと電源コードをつないで
電源をオン!
うまくOSが起動してくれたら成功。
失敗したら何かがおかしい。
対応してないCPUだったとか、
ロックをかけ忘れたとか・・・
いつやっても、
きちんと起動するまでは妙に緊張するもんだ。。
次は
どんだけパフォーマンスが上がったか
しつこいくらいにベンチマークテスト!
続く。。
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