

自分の
VAIO typeP
の“WWAN&GPS”モデルを
いたって普通の方法で出来る限り高速化する。
前回、
・VAIO typePのVistaの設定をいじくって快適化計画。
でメンテナンスしてWindows Vistaを快適化させてみたけど、
それ以前に、
VAIO typeP
には、
最初からものすごい数の余計なアプリがたっぷり入ってて、
これをいちいち消していくのも面倒だし、
だったら必要なものだけを最初からインストールしたほうが
よっぽどSSDをダイエットできてパフォーマンスが良くなりそうなので
一度、最初からリカバリーする事にする。
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<最初の準備>

届いた
VAIO typeP
を、何はともあれ電源を投入して
Windows Vistaの初期セットアップをだけをすませる。
これにはだいたいSSDモデルで
所要時間は15分程度。
リカバリ前提なので、
ここからインターネットにつなぐ事もアップデートも一切しない。

次に、
クリーンインストールに必須なリカバリーディスクを作る。
最近のVAIOは、
「リカバリーディスク」というメディアは付属せずに、
HDD(SSD)内にリカバリー領域を持っている。
HDDからのリカバリーは高速で便利だけど、
いわゆる素でリカバリーする“出荷時リカバリー”するには
自力で「リカバリーディスク」をを作る必要がある。
なので、
いきなりこの方法には、
USB接続の読み書きできるDVDドライブが必要になる。
一応、VAIO純正のDVDドライブとして、
「VGP-UDRW1」
というのがあるけど
昔みたいにVAIO純正ドライブじゃなきゃリカバリできません!
みたいな悲惨な事はないので
どこのメーカーのでもOK。
まずは、生のDVD-Rを用意して、
プログラムの「VAIOリカバリツール」から、
リカバリディスクを2枚構成で作成しておく。
リカバリディスクDVD-R2枚を作るのには
結構時間がかかって、
「VGP-UDRW1」
を使って出来上がるまでに、約55分程度かかった。
で、
早速リカバリー!
としても良いのだけど、
自分の場合、唯一VAIOの壁紙、それも
VAIO typeP
用の1600x768のヤツだけをUSBメモリーに移しておいた。
(理由は後からわかる。)
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<出荷時リカバリー&途中寸止め>
「リカバリディスク1」をDVDドライブに入れて、
VAIO typeP
の電源を起動。

すると、
リカバリセンターが立ち上がるので、
「お買い上げ時の状態にリカバリ」をする。

途中、
HDD(SSD)に「リカバリ領域」を残すか削除するかを問われるので、
好みを選択。
自分の場合、SSDが60GBと少なめな事もあるし
パーティーションを区切りたい事もあって、
「リカバリ領域」は削除。

ちなみに、リカバリ領域を残すと
約8GBほど容量を消費する。
で、リカバリ領域を削除しても0GBにはならなくて
2GB程度は残ってしまう点に注目。
それと、CドライブとDドライブに分けたい場合、
Cドライブの最低リミットが40GBらしく
それ以下にできないので、
今回は、Cドライブを40GBに、Dドライブを残りの18GBとしてみた。
それから、
ウィザードを進めて[同意]すると、
リカバリを開始する。

一度、インストーラーが入ると
リカバリディスクがイジェクトして再起動がかかる。
それからまた「リカバリディスク1」を入れてねといわれるので
もう一度「リカバリディスク1」をセットして進める。
「リカバリディスク1」は、
主にOS(Windows Vista)の入っているディスク。
約40分くらいかけてこのインストールが終わると、
次に、「リカバリディスク2」を入れてねと言われえるけど
あえてここで
キャンセルする。
この「リカバリディスク2」の中に
ドライバや専用アプリが入っていると思われ、
このはは進めてしまうと、
ドンドコとそれらがインストールされてしまうので強制的に終わる。
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改めて電源を入れると、
Windows Vistaの初期セット画面が現れるので、
またこれを進めていく。
この時に、
Winsowsのアップデートの自動更新を
いつもは自動更新を選ぶのだけど、
あえて自動更新しないを選ぶ。
別に後からでも変更は可能だけど、
インターネットにつながったとたんに
ダウンロードを始めてしまうのでしないほうが楽っぽい。

初期セットアップが終わると、
素のWindws Vistaの
VAIO typeP
が立ち上がる。
VAIOアプリなどは全く入っていないけど、
通常使用で最低限使える状態にはなっている。

リカバリ後の64GB(SSD)の割り振り。
リカバリ領域を削除するとしても、
「EISA構成」は消せないので、1.46GBだけは容量を食われる。
それを差し引いた領域の中で、
Cドライブを40GBと設定したので、
Dドライブは、残りの18.16GBとなった。

そして
「リカバリーディスク1」だけをインストールした状態での
使用容量を見てみると14.2GB。
ちなみに、
Windows Vista Ultimate(32bit版)を新規インストールした場合で、
約9.5GBくらいなので、
5GBくらいは、プラスで入ってる模様。
究極の素インストールをするなら、
Windows Vistaのインストールディスクを買ってきたほうがいいけど、
さすがにそこまで予算がないのでパス。

さらに参考までに、
これ↑が、新品の状態で立ち上がった直後の
VAIO typeP
。
使用容量は最初の時点で20.6GB。
6.4GBくらいのダイエットが出来た事にはなっているけど、
さすがにこのままだとまるで使い物にならないし
これじゃVAIOでも何でもないので、
ドライバとアプリを入れていく。
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<必要なソフトだけを入れる。>

「リカバリディスク1」を
DVDドライブに入れて走らせる。
すると、
「ソフトウェアの再インストール」を行うにはOKを押せと
言われるので、そのままOKをクリックして
「VAIOリカバリセンター」を起動する。
と書くと簡単だけど、
「リカバリディスク1」と「リカバリディスク2」の両方を
ロードさせないといけなくて、
かなりムダに時間を浪費する。
「VAIOリカバリセンター」から、
「ソフトウェアの再インストール」を選択して進むと、
ドライバとアプリケーションの
好みのものだけをインストールできる選択画面が現れる。
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【ドライバ】

ドライバに関しては、
もうほぼ全部にチェックを入れる。
自分のモデルは、SSDなので、
「Sony HDD Protection Driver」は不要なので唯一これだけを省いた。
それと、WWANを搭載してるので、
「Wireless WAN Driver(Option) 」もチェックしたけど、
搭載してない人はいらない。
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【アプリケーション】
まずまともに動いてくれないと困るので
SONYとVAIO系の基本的なものは入れて、
後は自分の使いたいアプリを追加すればOK。
以下は、自分がひとまず必要として入れたもの。
(使いながら足りないと思えばまた同様にして入れれば良い。)

・Sony Shared Library
・Color Setting File for Anaume
・VAIO 省電力設定
・VAIO Color Setting
・バッテリー確認ユーティリティ
・Instant Mode Support Utility
・Setting Utility Series

・Sony Video Shared Library
・VAIOの設定
・VAIO Control Color Setting
・VAIO Event Service

・VAIO Original Function Setting
・VAIO Personalization Manager

・VAIO Window Organizer
・VAIO Smart Network
「VAIO Smart Network」に関しては、
一番最初には入れてなかったのだけど、
WWANとGPSのドライバーがどうにも入らなくて、
これを入れると無事使えるようになったので、
“WWAN&GPS”を搭載した場合には
「VAIO Smart Network」は選択したほうが良さそうで、
逆に非搭載だったらいらないかも。
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入れたいものが決まれば「次へ」をクリックすると、
今から長い長いアプリとドライバーのインストールが始まる。
インストールしている途中に
「リカバリディスク1」と「リカバリディスク2」の入れ替えを促されたり
アプリやドライバーのウィザードが出てくるのを
いちいちこっちがやらないといけないのでかなり面倒。
始まったと思って放置してると、
途中でずーっと止まったままになるので注意。
それと、それぞれのウィザードの終わりに
再起動を促されても絶対にしない事。
さもないと、
再起動するのにも時間を食うのに、
さらにその後に
また「リカバリディスク1」と「リカバリディスク2」を読み込む作業からになって
もうありえないくらい超膨大な時間を浪費してしまうので超注意。
以下は、
ソフト再インストール途中に出てきた
ウィザードの再起動を促されたものの一部の例。

・Realtek High Definition Audio Driver

・WIDCOMM Bluetooth Software
・Intel Graphic Media Accelerator 500
・Sony Shared Library
他にもまだ何個か再起動を促されるものがあるけど、
全て回避して、ソフトのインストールを完遂する。
それだけでも
1以上の時間を費やす。
全てのインストールが終了すると、
「リカバリディスク」を排出して、
最後に再起動をかければやっと終了。
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後編へ続く。
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